私の冒険譚

自己紹介

こんにちは、元・高校教師のC. Riverです。高校の教員なのだから昔から勉強が得意だったのだろうと思うかもしれませんが、とんでもありません。私は学校や勉強が苦手で、高校を退学した経験があります。その後なんとか入り直した別の高校を卒業し、偏差値30台の大学に進学しました。結局、学問に対する情熱を見つけることはできず、大学を卒業後、たまたま受かったドラッグストアに正社員として就職しました。しかし、数カ月で退職し、その後は約1年半、フリーターとして過ごしました。

しかし、ある日、自分の将来に不安を感じ、再び学び直すことを決意しました。ドラッグストア時代、薬剤師の方から言われた言葉を思い出したのです。
「今の状況に不満があるのなら勉強をしなさい。ほかの領域に比べて勉強はある程度は平等だから。」
特にやりたいことがなかった私はとりあえず薬剤師について調べ始めました。そこで初めて薬剤師は6年間も大学に行かなければならないことや、高額な学費がかかることを知りました。

そこで私は、自分の現在の状況や能力で達成可能で、かつ収入と休日が多い職業について考え始めました。熟考の末、公務員としての教師が、その条件に合う現実的な目標であると確信しました。まず、小中高の離職率を調べたところ、高校が最も離職率が低いことがわかりました。離職率が低い=ブラックの可能性が低いという考えから、高校の教師を目指すことにしました。次に、どの教科を選ぶかを決める際、教員採用試験の教科別採用倍率を調査したところ、国語と英語が他の教科に比べて倍率が低いことが判明しました。「英語を話せるのはかっこいい」「英語の方が潰しが効く」という理由で、英語を選びました。

次の問題は教員免許を取る方法でした。いろいろと調べた結果、①大学に3年生から編入する、②通信制の大学に入る、③大学院(修士課程)に入るという3つの方法があることがわかりました。①②では教員免許、③では専修免許が取得可能です。専修免許の場合、2年間勤務していたことになるようで教員免許より最初の給料が高いということが決め手となり、③の大学院(修士課程)を目指すことにしました。

しかし、学力があるわけではないのでなんとか私でも潜り込める大学院を探し始めました。ネームバリューではなく、とにかくスタート地点に立つことが精神衛生上とても重要だと思ったからです。大捜索の結果、定員が割れていて学費の安い国立の大学院を見つけることができ、無事に合格することができました。大学の図書館に通い詰めて猛勉強した結果、約1年半で英検準一級、TOEIC800点(大学院入学時は400点台)をとることができました。ちなみに大好きだったテレビやゲーム機などは全て処分し、図書館にはスマホを持って行かないということを徹底していました。さらにその1年後、フルブライト奨学金を得て、アメリカへ1年間留学する機会を得ました。この留学経験は、私の人生を大きく変える貴重なものでした。

帰国後は、13年間高校で英語教員として勤務しました。仕事に大きな不満はなく、生徒たちに実践的な英語力を身につけてもらうことを目指してきました。しかし、年月が経つにつれ、このままでいいのかという疑問が生まれました。生徒たちに「約50年間(20歳〜70歳)働かなければならない。本当にやりたいことを見つけたほうが人生はより楽しくなる。自分のQuality of lifeがかかっているのだから真剣に自分に合った職業が何なのか考えましょう。」的なことを偉そうに言う度に、その言葉が自分に跳ね返ってきました。私が教員になった理由は「安定した収入」「休日の多さ」「社会的信用度の高さ」です。生徒の前で胸を張って言えるような理由ではありません。そんな状態で働いていたある時、家族の一人が大きく体調を崩しました。その時に「人生は有限である」という当たり前のことを強制的に考えさせられました。このままでは本当にやりたいことがわからないまま、人生を終える可能性が高いと思ったのです。正直なところ、これ以上ここで働いていたらいずれ体を壊すだろうとも思っていました。色々な理由が重なり、今しかないと思い退職を決意しました。

本当にやりたいことってなんだろうと仕事を辞めてから毎日考えました。しかしどれだけ考えても具体的には思い浮かびませんでした。ぼんやりと思ったのが「毎日ワクワク&感動したい」「私と同じような人のサポートをして、そのワクワクや感動を共有したい」ということだけ。仕事を辞めてから数カ月間、ずっと考えてもこのレベル。本当にやりたいことを見つけるのは難しいことなんだなと思い知らされました。

仕事を辞めてから収入の心配はありましたがストレスは激減し、日に日に体調が良くなりました。いつかなんとかなるだろうと根拠のない自信があったのもその要因の一つです。この自信は今までの人生の成功体験からきているんだと思います。これまでも自分が何を求めているかを発見し、複数の選択肢から実行可能な最適解を導き出し、そのゴールに向けて全力疾走してきました。小さな成功体験の積み重ねが重要だとよく言われますが、本当にそうだと思います。

現状に不満を持っている人はたくさんいると思います。しかし、現状や視点を少し変えるだけで、不満はかなり小さくなるはずです。私自身の人生経験を活かし、現状に不満をお持ちの方の手助けができればと思っています。退職という判断が正しかったと心から思えるようにこれから精進していきますので、どうか応援のほどよろしくお願いいたします。

資格

●持っている資格
・小学校教諭専修免許
・中学校教諭専修免許(英語)
・高等学校教諭専修免許(英語)
・日本語教師養成 420 時間修了

●取得予定の資格
・二等無人航空機操縦士(ドローンの国家資格)
・CGクリエイター検定
・映像音響処理技術者
・DIYアドバイザーor木工技能士or日曜大工士
・メンタルケア心理士

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