副業初心者がつぶやく「何から始めればいい?」
「副業ってどうすればいいんですか?」「noteは何を書けば稼げますか?」
SNSでは、こうした言葉を丁寧なトーンでつぶやく人が後を絶ちません。
彼らは「これだけ低姿勢に聞けば、誰かが親切に教えてくれるはず」と信じています。
しかし、その本音は往々にしてこうです。
「自分で考えるのがめんどくさい。誰か、正解を教えてくれ。」
「やる気はある、贅沢は言わない」──その言葉の落とし穴
「やる気はあります!月に5〜10万円くらい稼げれば充分です」
こう主張する人は、「楽して稼ぎたい連中とは違う」と言いたいのでしょう。ですが、問題はそこではありません。
今、在宅で稼ぎたいと願う人々は完全に“飽和”しています。
そしてこの思い込みを巧みに利用するのが、**詐欺まがいの情報商材屋や“自己肯定型搾取ビジネス”**です。
詐欺師にとって理想のカモとは?
詐欺師が狙うのは、「私は他と違う真面目な人間」だと勘違いしている人たちです。
- 情報を買う=努力だと思っている
- 高額を払った自分=勇敢で本気だと思い込み、詐欺にすら感謝する
- 騙されたとわかっても、すぐには認めない
彼らにとって、これほど“都合のいい顧客”はいません。カモがネギを背負って歩いているとは、まさにこのことです。
「人に聞くな」という話ではない
「じゃあ質問するのもダメなのか?」と話をすり替える人もいるでしょう。
でも違います。**「質問は、自分で100調べた“あと”にするべき」**というだけの話です。
詐欺師は、すぐに答えを求める人を見抜きます。逆に、100調べて101個目を聞くような人間には手を出しません。
「何でもやります!」という人が抱える誤解
「なんでもやります、やる気はあります」
そう言えばチャンスが巡ってくる──本気でそう思っている人は多いです。
でも現実には、そういった“なんでもやります層”こそが最も飽和しているのです。
このゾーンはもはやブルーオーシャンではなく、真っ赤に染まったレッドオーシャンです。
時給1000円以下でも人が殺到する世界
では、誰でもできる副業は存在しないのか?
──あります。たとえば、データ入力など。
しかしそれは、誰でもできるからこそ、競争が激しく、単価が安い。
場合によっては時給1000円を切る仕事も多い。
しかも、それすらも応募者で溢れているのが現実です。
在宅ワークなら解決する?──甘い幻想
「外で働きたくないから、在宅ワークがいい」
──その気持ちは理解できます。人間関係に疲れていたり、職場が苦痛だったり。
でも考えてみてください。
- 在宅でもクライアントとの人間関係はある
- ミスすれば、次の仕事が来なくなる
- 楽しくない在宅作業は、外の仕事以上に苦痛
- プライベートとの境界が曖昧になり、常に仕事に追われる感覚になる
「在宅なら全てがうまくいく」というのは、幻想です。
最終的に必要なのは──“自己分析”
結局、自分に合った働き方を見つけるには自己分析が不可欠です。
「自分はどういう仕事が合うのか」「何をすればストレスが少なく働けるのか」
それを知るには、1から100まで自分を理解する作業が必要です。
でも多くの人はそれを面倒くさがってやらない。
簡易診断やエンタメ系の“自己分析もどき”で安心してしまう。
本気の自己分析は、時間も痛みも伴う
私が言う自己分析は、“楽しく手軽にやれるもの”ではありません。
- ときに見たくない自分の本音に直面する
- 過去の後悔や失敗とも向き合う必要がある
- 時間もかかる。感情も揺さぶられる
それでも、自分を深く理解できれば──
たとえ時間がかかっても、必ず元は取れると私は信じています。
最後に:あなたはどう思う?
「もし自分を100%理解できたら、人生の悩みの多くは軽減する」
この言葉に、反論できる人はそう多くないはずです。
今この瞬間からでも遅くはありません。
「何をすれば稼げるか」ではなく、「自分はどう働くべきか」を考えてみませんか?
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