個人でゲームを公開したあと、一番困るのは、「で、どうやって人に見つけてもらうの?」という問題かもしれない。
私は現在、ブラウザで遊べるゲーム「ORA Quest」を個人で作っている。ゲームを公開してから、Threadsにも継続的に投稿してきた。
ただ、正直なところ、「Threadsって本当に人を連れてきているのか?」はよく分かっていなかった。いいねや表示回数、コメントは見える。でも、それと実際にゲームを遊びに来ることは別だ。
そこで、Google Analyticsの数字を確認してみた。結果は、想像していたよりかなり極端だった。
30日でORA Questは594PV
2026年9月7日から10月6日までの30日間。GA4でORA Questのページを確認すると、594PV、407ユーザーだった。
そしてサイト全体では、ORA Questが圧倒的に多く見られていた。次に多かったトップページは138PV。つまり現在の私のサイトでは、記事よりもトップページよりも、ORA Questそのものが一番人を集めている。
Threadsだけで448PV
GA4を見ると、Threadsからのアクセスが2種類に分かれて記録されていた。
l.threads.com / referral が 230PV。threads / social が 218PV。合計すると448PVになる。
ORA Quest全体の594PVのうち、約75%だ。つまり私の場合、ゲームページの4回の閲覧のうち3回くらいはThreads経由だった。
Threadsは宣伝の補助どころではなく、現時点ではORA Questへの最大の入口そのものだった。
「Threadsから来た人」は一つの数字にならない
今回GA4を見ていて、もう一つ気づいた。Threadsからの流入が l.threads.com / referral と threads / social に分かれている。
同じThreadsでも、ブラウザやリンクの開かれ方などによって、分析画面では別の流入元として記録されることがある。
もし片方だけ見て「Threadsから230PVか」と判断していたら、実際の影響をかなり小さく見積もっていたことになる。
Google検索からは、ほとんど来ていない
さらに対照的だったのが検索だ。同じ時期のSearch Consoleを見ると、ORA Quest本体ページはGoogle検索で2回表示、0クリックだった。
「ORA Quest」という検索語自体は5回表示され、2クリックされている。しかし、まだ作品を知らない人がGoogle検索から大量に入ってくる状態ではない。
つまり現在は、検索 → ORA Questではなく、Threads → ORA Questという流れでほとんどの人が来ている。
以前書いた「個人制作ゲームを公開したのに、検索から人が来ない。『作る』と『見つけてもらう』は別の仕事だった」という記事で考えていたことが、数字でもかなりはっきり出た。
だからといって「SEOはいらない」ではない
Threadsは強い。投稿すれば、その日から人が来る。でも投稿は流れていく。
一方でGoogle検索は、今の私のサイトでは非常に弱い。しかし一度検索される記事ができれば、数カ月後にも人を連れてくる可能性がある。
だから今やろうとしているのは、Threadsで今の人を呼び、記事で未来の入口を増やすという形だ。
個人開発では「最初の100人」をどう呼ぶかが難しい
ゲームを作って公開しただけでは、人は来ない。完成度が高いかどうか以前に、誰にも知られていなければ、誰も遊べない。
大きな会社なら広告を出せる。個人にはそれがない。だから最初の段階では、検索よりSNSの方が圧倒的に速いことがある。
今回の数字は、その一例だ。Googleからほとんど見つけてもらえていないゲームでも、Threadsからなら数百PV規模で人が来る。
でも、フォロワー数だけ追っても意味がない
SNSをやっていると、フォロワー数、いいね、表示回数、返信数を追いたくなる。
でもゲームを作っているなら、本当に見たい数字はゲームまで来たかどうかだ。
1万回表示された投稿でも、ゲームへのアクセスが0なら弱い。逆に1000回しか表示されなくても、100人が遊びに来れば強い。
これからはThreadsそのものの数字だけでなく、投稿 → サイト → ORA Questという流れを見る必要がある。
594PVは成功なのか
世界的なWebサービスと比べれば、594PVは小さい。収益という意味でもまだ大きくない。
でも個人開発の初期段階としては意味がある。なぜなら、人が来る経路が一つ見つかったからだ。
0から594へ行く方法が分からない状態と、Threadsから75%来ていると分かっている状態では、次にやることがまったく違う。後者なら改善できる。
次に見るべきなのは「何人来たか」ではなく「何をしたか」
今後もっと重要になるのは、その先だ。Threadsから来た人が何秒滞在したのか。ゲームを開始したのか。最後まで遊んだのか。もう一度戻ってきたのか。
これが分かれば、単なるアクセスが本当のプレイヤーになっているかが分かる。
SNSは「宣伝」ではなく入口
今回の数字を見て、Threadsに対する考え方が少し変わった。
ゲームを作る → SNSで宣伝する、ではなく、SNS自体もゲームの入口の一部だと思っている。
投稿を見る。プロフィールを見る。リンクを押す。ゲームを開く。遊ぶ。その一連の体験まで含めて設計する必要がある。
検索とSNS、両方の入口を増やしていく
今のORA Questは、検索からほとんど人が来ない。一方でThreadsからはかなり来ている。
だから短期的にはThreadsを活用し、同時に制作中に起きたことを記事として残し、検索から入れる道も増やす。
ゲームを作る。トラブルが起きる。それを記事にする。記事から誰かが来る。その人がゲームを知る。この循環を少しずつ作っていく。
この記事を書いている時点では、ORA Questへのアクセスの約75%がThreads経由だった。半年後、この割合がどう変わるかも記録していきたい。
私が実際にこの数字を取りながら育てているゲームがORA Questです。

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